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『動かない物も居ますが、コレだけの数でしたら、酸素が持つのは時間が限られます。』
『地球の軌道から完全に離れるのが2時間後―その後は、回収不能になり、廃棄が完了とみて良いでしょう』
『そうか、では、他の廃棄コンテナと一緒に準備を―定期の廃棄コンテナと一緒に排出する』
『はっ!了解しました』


次第に、慌しくなっていく館内。
薬物テストや運動テストなどによって、破損した―先が無い者たちと一緒に、
遺伝子レベルで既に望む結果が得られないと判っていた、デザインベイビーのボク達双子も事情を知らず
廃棄コンテナへと移動をさせられた。

「ハレルヤ・・・これからどこへ行くんだろうね?」
「オレが知るか!さっさと歩け。アレルヤ、とろい!!」
「ごめん。。。」


『予定通り、グリニッジ時、01:23にコンテナの排出を行います。繰り返します―』

館内放送が鳴り響く―
この時は、まだボク達は、この後どうなるか、判らなかった。
いや、想像と言う概念がボク達には無かったのかもしれない―


続く。。。

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